ぬか漬けの栄養素について
コロナが流行してから「腸活」=「発酵食品」というキーワードを良く目にするようになりました。ヨーグルトやチーズ、納豆、みそなどの発酵食品を取り入れてみた方もたくさんいるのではないでしょうか。ぬか漬けもその一つ。日本を代表する発酵食品でもあるぬか漬けですが、一体どんな栄養素が含まれているのでしょうか。なんとなく身体にいいことは知っていますが、その理由を調べてみました。まずは、ぬか漬けを作る際に使われる「米ぬか」の栄養素についてです。
米ぬかにはビタミン群、ミネラル、食物繊維が豊富!
米ぬかは、玄米の表面をけずって精米するときに出るもので、お米の命といわれる胚芽とそれを守る種皮と果皮が原料です。このけずった部分はなんと玄米に含まれる栄養素の9割以上😲そう考えると白米ってなんだか勿体ない気がしてしまうのですが・・・玄米が人気な理由もわかりますね!
その栄養素とは、ビタミンB1などのビタミン類、カリウム、鉄やマグネシウムなどのミネラル、身体の毒素を排出してくれるフィチン酸、食物繊維などです。
栄養素のほとんどは米ぬかに詰まっているということなんですね~!その働きは実に
- 便通改善や整腸効果
- 肌荒れ解消やアトピー・花粉症の改善
- 血液サラサラ効果や血糖値の低下など
「胃腸系」「皮膚系」「血液系」に働きその生理機能を高めてくれるそうなんです!
米ぬかには他にも様々な成分が沢山含まれています💡
◎フィチン酸・・・さまざまなガン予防
◎イノシトール・・・フィチン酸から作られる。脂肪肝や動脈硬化の予防、カルシウムの吸収促進、コレステロール血症の改善
◎フェルラ酸・・・ポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、大腸がん予防効果あり
◎γ-オリザノール・・・コレステロール低下、自律神経失調症、更年期障害、潰瘍などに効果
◎食物繊維、植物ステロールなど
たくさんありすぎて覚えられませんが、とにかく!
これら沢山の栄養素が私たちの身体にとても素晴らしい働きをしてくれることが分かりました😊
ぬか漬けには植物性乳酸菌が豊富!
ぬか漬けを作るぬか床は、米ぬか、塩、水を混ぜて乳酸発酵させて作られます。この乳酸発酵したぬか床を使って作られたぬか漬けにはたくさんの植物性乳酸菌が含まれています。
この乳酸菌は腸内で悪玉菌の増殖を抑え、腸の働きを活発にし、腸内環境を整える働きがああります
腸内環境が整うことで
- 便秘解消
- 便と一緒に悪玉コレステロールが排出されることで大腸がんの予防
- 免疫力アップ
に繋がるそうなんです!
しかし、悪玉菌は偏食や不規則な生活、ストレス、便秘などが原因で増えてしまいます。
また、乳酸菌は腸に住み着かないので積極的に発酵食品を取り入れた食生活を心掛けていくことが大切になるそうです💡
ぬか漬けに含まれる塩分に注意!!目安は旅館盛り
身体に良いぬか漬けですが、塩分量はかなり多いです。何事も適度がいいものですね。
- きゅうり(3切れ15g)・・・塩分0.8g
- だいこん(3切れ30g)・・・塩分1.1g
- なす(3切れ15g)・・・塩分0.4g
日本人の食事摂取基準ですと(2020年版)1食あたり2~2.5gの食塩量が目安となります。
そのため、ぬか漬けを食べるなら旅館の定食で出てくるような小皿に2~3切れほどがベストということになります。毎食食べず一日一回が良さそうですね。
夏の暑い時期は朝に塩分を取ると熱中症予防にもなりますので食べるタイミングを工夫していきたいと思います😊
腸活で健康のために、ますますぬか漬け推し活、大事にしていきたいですね🌱
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